自信がないという思考の癖を止めよう『無意識はいつも正しい』
しゅなさんの上記の記事を読みまして、自信について書かれたある本が思い浮かんだので、なんとなく書きはじめることにしました。言及なんてたいそうなことは書いてありません。
いつものように本の感想ですが、ついでに自信がない人に少しでも自信を持ってもらうために一つの考え方も紹介したいと思います。
無意識はいつも正しい
まずは本の紹介から。自信について書かれた本は、『無意識はいつも正しい』です。
本書は、私たちの行動の90%は無意識によって決められており、それによって悩みや不安が絶えず不幸だと感じる人生を送っているのなら、本書のメソッドを実践して少しずつ自分の考え方を変えましょうという内容です。メソッドは読書後すぐにできるものがほとんどで、道具も必要ありません。ただ自分と向き合う時間さえあればいいので、マインドセットを変えるきっかけにピッタリだと思います。
まあ、『無意識はいつも正しい』の説明はこれくらいにして、本題に入ります。気になる人は読んでみてください。
「自信がないことに絶対的な自信がある」という矛盾
本題は自信の有無です。私が本書を手に取ったときは、上記の記事の対象である、自分に自信のない人間だったのですが、本書のある文章を読んでから自信がない状態は薄まりました。
「自信がない」と自信満々に言ってるあなたは、自覚はないけど、本当は自信たっぷりなはずです。(中略)「自信」がないのではなく、元々「自信があること」を忘れているだけなんです。
「自信がないことに絶対的な自信がある」という矛盾を突いた考え方です。本書では「信じられないを信じている」と書いてありました。
自信は、誰しも持っているものです。多くの人は「自分に自信がない」なんていいますが、本当は「自信がないことに自信がある」なんですね。だから、自分は劣っている、自信がない、なんてほとんど思い込みで済むような気がします。
例えば容姿に自信がない人に対して「君はずいぶん容姿に自信がないことに自信があるんだね」と言ってみれば、禅問答のようで自信の無さなんてどうでもよくなる気がしませんか? 私は書いていてよく分からなくなってきました。
また、なぜ自信がないかと問われても、他人からするとくだらない要素だったりするわけです。それを強引に根拠にしてしまうことで、無理やり自信がないと思い込んでいるケースもあります。
例えば、目標が大きすぎるケース。プロの歌手並みに歌えないから歌には自信がないとか、成績が一位ではないから自信がないなど。
そこを目標にしなければ自信がなくならないはずなのに、目標が高すぎるあまり自信をなくしています。本当に全く自信がないのならば、高すぎる目標にはならないはずです。だから、どこか自分の中に能力や自信がある思っているはずなので、一番劣っていると思い自信を無くすのは筋が通らないと思います。
漠然と自信がない人は上記の引用した文章で気付いてもらえればいいのですが、比較対象や目標が高すぎて自信のないと言っている人は、もしかすると完璧主義かもしれませんね。それならこちらに良い記事があります。参考になるかはわかりませんが。
終わりに
結局、自信なんて自分の中で帰結するものです。
「自信がないことに絶対的な自信がある」ことに気が付けば、現状よりは自信が湧いてくるはずです。自信のない人の大半は、根拠なく自信がないと思い込んでいるに過ぎないのですから。