のほほん感想録

本の感想や学んだことを主に書いてます。ビジネス書から小説、漫画までいろいろ読んでます。最近はゲームや株主優待も取り上げてます。

2015-01-01から1年間の記事一覧

映画『チャッピー』から考える意識の哲学

映画『チャッピー』を観たら衝動的にブログを書きたくなったので、チャッピーの感想書きます。衝動的に書きたくなった理由は、ロボットの人権問題を取り扱った映画かと思いきや、意識の哲学的な問題にも触れていた映画だったからです。 あらすじはこちら。 …

就活の履歴書を手書きで書かせることは理にかなっている

就活の時期になると、話題の一つに挙がるものが「履歴書を手書きで書かせるのが日本の悪しき習慣」というもの。 確かに、応募側は作成に1時間以上かかる手書きの履歴書を何枚も書かないといけないのだから、少しでも労力を減らしたい。そのためパソコンで印…

国の教育投資先は子どもではなく親にすべき『「学力」の経済学』

『「学力」の経済学』という本を読んでいて、ふと思ったことがあります。国の教育投資先は子どもではなく親にすべきではないかということです。子供が通う学校に投資するよりも、まずは親が子供を育てるために必要な正しい知識を身につける機会を作るべきで…

学者が提唱する子どものゲーム時間は1日1時間!止めさせても意味はない『「学力」の経済学』

Photo:Addiction By Ben Andreas Harding 『「学力」の経済学』を読みました。本書は教育経済学者の中室牧子さんによって、データを用いて教育経済学が明らかにした教育や子育てに関する発見について書かれた本です。データに基づいた根拠のある研究結果です…

本なんて読まなくたっていいのだけれど、読んでみるのもいい

『本なんて読まなくたっていいのだけれど、』を読みました。著者は、ブックディレクターである幅允孝さんです。 ブックディレクターとは、日本語で言うと選書家。書店や病院、老人ホームの本棚など、その空間に合った本棚を作ったり相手に合った本を紹介した…

DeNAの元社長から学ぶ人脈と経営について/不格好経営

南場智子著『不格好経営―チームDeNAの挑戦』を読んだ。 『不格好経営』は、DeNAの創業者で元社長である南場智子氏のノンフィクション。創業時の失敗や資金集めの苦労、成長過程での七転八倒など、DeNAの裏側が赤裸々に書かれている。 人によっては、社長の心…

詭弁に負けないように使いこなしたい3つの詭弁

この世の中には詭弁があふれています。その詭弁を使いこなす悪い人もいます。 そんな世の中に嫌気を差した私は、詭弁には詭弁を駆使して生きていくことに決めました。もう、詭弁に振り回されたくありません。 目には目を歯には歯を、詭弁には詭弁を。 という…

作品の感想が月並みなことしか書けない私の理由

人に作品や商品を紹介するとき、または紹介されたものを評価する際に必要になるものが感想です。この感想を人に上手く伝えることができれば、作品の良さや、あわよくば作品を紹介してくれた人を立てることができます。 しかし、私は作品を評価するとき、基本…

ダイエットの鍵は速トレよりも糖質制限『速トレ「速い筋トレ」なら最速でやせる!』

速トレ 「速い筋トレ」なら最速でやせる! (Ikeda sports library) 作者: 比嘉一雄 出版社/メーカー: 池田書店 発売日: 2015/05/15 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る そろそろダイエットをしなければ、私の腹の肉が収まらなくなる。 そんな思い…

『燐寸少女』妄想を具現化するマッチ売りの少女

鈴木小波『燐寸少女』を読みました。 『燐寸少女』は表紙を見て面白そうだったので、その場で買ってしまいました。いわゆるジャケ買いです。ブログにも表紙を大きく載せてみました。 タイトルからはどんな話かさっぱり分かりませんが、表紙が独特の雰囲気を…

日記用のノートを買ったのでノートの紹介と日記の書き方

日記用のノートを買いました。 購入したお店は無印良品です。税込み300円。 ちょっとお高いノートを買って、簡単には止められないように自分を追い込もうかとも思ったのですが、日記は義務的に書くものではないので安く済ませました。 このノートは開きやす…

まんがでわかるピケティの「21世紀の資本」

トマ・ピケティが書いた『21世紀の資本』は世界で話題となり、日本でもベストセラーとなった著書です。しかし、21世紀の資本は700ページ超もあり、読破した人は少ないようです。 そこで、誰にでも読みやすく解説されている本はないかと探したところ、『まん…

株の初心者には『いちばんカンタン!株の超入門書』がおすすめ

『いちばんカンタン!株の超入門書 改訂版』を読みました。 本書に読んだ理由は、株式の勉強をしようと思い書籍を調べていたところ、基礎を学ぶ良書として本書がおすすめされていたからです。 今回は、内容の紹介も兼ねて初心者におすすめされる理由を紹介し…

『有頂天家族』狸と人と天狗の奇想天外な物語

森見登美彦『有頂天家族』を読みました。 読み終わってみると、なんだかよくわからない小説でした。 あらすじ 時は現代。下鴨神社糺ノ森には平安時代から続く狸の一族が暮らしていた。今は亡き父の威光消えゆくなか、下鴨四兄弟はある時は「腐れ大学生」、あ…

【スプラトゥーン】ガチホコの立ち回りと勝つコツ

先日、スプラトゥーン(Splatoon)でガチマッチの新ルール「ガチホコ」が追加されました。これでガチマッチは、すべてのルールが揃いましたね。 さて、ガチホコの立ち回りと勝つコツということでガチホコ攻略のようなものを書いていきます。内容は以下の4つ…

『ぼくのメジャースプーン』読者の道徳を問う小説

辻村深月『ぼくのメジャースプーン』を読みました。 本書は、罰と救済の意味をいま現在に問う泣ける名作と出版社が謳っているように、感動できる作品です。ちょっと切ない小説です。 あらすじ 主人公の小学四年生、「ぼく」には力がある。「○○しろ。さもない…

【スプラトゥーン】ガチマッチの勝率が上がりS+になった3つの改善

タイトル通り、3つの改善を行ったことで勝率が上がってS+になりました。 具体的にいうと、S70からS+50まで連勝しました。15連勝くらいでしょうか。 せっかくなので、その改善を書いていきます。みんなが上手くなれば私は何もせずともウデマエが上がるという…

『名画の謎 旧約・新約聖書篇』名画から聖書や歴史を知れる一冊

中野京子と読み解く 名画の謎 旧約・新約聖書篇 作者: 中野京子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2012/12/16 メディア: 単行本 クリック: 3回 この商品を含むブログ (12件) を見る 今回読んだ本は『中野京子と読み解く 名画の謎 旧約・新約聖書篇』。 『…

ネット住民とはなにか『鈴木さんにも分かるネットの未来』

川上量正『鈴木さんにも分かるネットの未来』を読みました。 タイトルが「鈴木さんにも分かるネットの未来」となっており、この鈴木さんとはスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーのことです。 本書を書くにあたって、鈴木プロデューサーから「ネットとは…

『ソクラテスの弁明』の無知の知までを要約してみた

Photo:Sócrates By crlsblnc 無知の知で有名なソクラテス。 そのソクラテスが自分の信念を法廷で表明する姿を描いた『ソクラテスの弁明』を途中まで読んだので、裁判に至るまでの要約のようなあらすじを書いてみた。 告発者メレトスとの会話くらいまで。 ソ…

思考や行動を改善できる「日記の魔力」とは

表三郎『日記の魔力―この習慣が人生を劇的に変える』を読みました。著者は日記歴30年のカリスマ名物講師で、人生を成功に導く日記術について書いています。 今回は本書から学んだ、日記の書き方とメリットを書いていきたいと思います。 日記のメリット この…

『はたらく細胞』売り切れ続出の細胞擬人化マンガ

はたらく細胞(1) (シリウスKC) 作者: 清水茜 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/07/09 メディア: コミック この商品を含むブログ (2件) を見る 『はたらく細胞』を読みました。簡単に言うと細胞擬人化漫画です。 この漫画は現在大人気で、全国の書店では…

『怖い絵』不気味な絵画の世界へご招待

怖い絵 (角川文庫) 作者: 中野京子 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2013/07/25 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (7件) を見る 本書のタイトルは『怖い絵』。そのタイトル通り、観て不気味だと感じる絵や歴史を知ると怖いと感じる絵など20作品が紹介…

常識を疑い頭を柔らかくする2つの方法『99・9%は仮説』

『99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)』を読みました。 本書は、常識や固定観念に縛られた生活をしている人におすすめの本です。 その理由は、タイトルにもある通りこの世の常識は仮説であり、明日には非常識になる可能性があるこ…

仏教から学ぶ、怒りや不安などネガティブな感情の払い方

『どうせ死ぬのになぜ生きるのか』を読みました。本書はサブタイトルが『晴れやかな日々を送るための仏教心理学講義』となっており、仏教の入門書としても読むことができます。私が本書を読んでいて興味をもった箇所は、三大煩悩である三毒に触れているとこ…

不気味な訪問者の目的とは?『ザ・ゲスト』

『ザ・ゲスト』を観ました。観ようと思ったきっかけは、サプライズの監督ということと、「この訪問者には、想像を超えた裏がある」というキャッチコピーに惹かれたからです。

老人と海は「大人」向け小説

名作と呼ばれているヘミングウェイ『老人と海』を読みました。 これは、巨大なカジキマグロを釣り上げるために、老人が何日も船で頑張る話。 感想 私にはこの物語の面白さが分かりませんでした。 老人がカジキマグロを釣り上げるために何日も格闘した努力や…

実際のスパイ活動を知るなら『国家の謀略』

佐藤優『国家の謀略』を読みました。 外務省国際情報局でインテリジェンスに携わった元外交官の佐藤優が、インテリジェンスの仕事や各国のインテリジェンス、日本のインテリジェンスについて書いた本です。 インテリジェンスとは インテリジェンスという言葉…

ミニマリズムと断捨離は一緒、違うのは名前だけ

最近、ミニマリズムやミニマリストをよく目にします。 この思想はより良い生活を送るためにモノを減らすことを目的とするもの。断捨離と似てますよね。 断捨離とミニマリスト、どこが違うんでしょうか。 それを確かめるために『ぼくたちに、もうモノは必要な…

高橋源一郎『ぼくらの民主主義なんだぜ』

高橋源一郎『ぼくらの民主主義なんだぜ』を読んだ。 本書は、身近な政治的行動を見つめて民主主義を語る。 震災、原発など最近の問題をテーマに、政治とは何か、民主主義とは何かを様々な事例から捉えていく。 キーワードは、自身の行動。 感想 始めは、何を…