あなたの体を蝕む「こころのウイルス」と先延ばしウイルスの改善策
『こころのウイルス』を読みました。
私達の体には、様々なウイルスが侵入してしまうものですが、その中で多くの人が悩まされているウイルスが「こころのウイルス」でしょう。
Photo:Burning heart By Dragan*
こころのウイルスとは
この「こころのウイルス」とは、自分の考え方に取り付いてしまったマイナスの自動思考のことで、この思考のせいで以下の状況になっている人が多いのです。
- 物事の先延ばし
- 日々の生活をおくることに精一杯になっている
- 健康状態への不安
- 失敗への恐れと、成功への恐れ
- 慢性的な疲労感や憂鬱
- 自分の望んでいる人間関係や恋愛関係を作れない
身に覚えのある人もいるのではないでしょうか。こうなっているのは、こころのウイルスが原因かもしれません。
こころのウイルスの症状
無意識で考えてしまったことを真実のように思い込み、不安になって行動を止めてしまうのもこころのウイルスの一つです。
例えば、今の会社を辞めて起業しようと考えたとき、無意識が「私は会社を持てるような能力もないから無理かもしれない」とネガティブな先入観を押し付けてきたとします。
このネガティブな先入観のせいで行動できなくなる人もいますが、起業しようと思ったのならば、起業できると思ったポジティブな出来事があったはずです。ですが、先入観はそのポジディブな出来事を忘れさせてしまいました。
こころのウイルスは、ネガティブな先入観と矛盾する出来事を隠してしまうので、先入観をすべて正しいものと思ってはいけません。
このように、こころのウイルスは様々な悩みを私達に押し付けてくるわけですが、こころのウイルスは体から追い払うことが可能です。
ではどうしたら体から追い払うことができるのか。それはぜひ「こころのウイルス」を読んでもらいたいと思います。
怪しいセールスのようになってしまいましたが、この本は悩みに応じた解決方法を多く紹介してくれています。そのため、私の文章力ではブログで紹介しても中途半端な内容になってしまう恐れがあったので止めました。
このまま終えてもいいのですが、さすがに胡散臭いので、一つだけですが役に立ちそうな先延ばしの改善方法を紹介したいと思います。
先延ばしのウイルス
先延ばしをしてしまう理由として「何から始めていいのかわからない」「これをやると自由な時間がなくなってしまう」などと思ったことが挙げられます。そして、自分自身にやるべきことをさせる動機付けが下手であるため先延ばしにしてしまうのです。
動機付けが下手な人は、こういった流れで思考しています。
- しなければいけないことを思い浮かべる。
- 厳しい口調の心の声が「これをやらなければならない」と命令してくる。
- やるべきことを終えるためにしなければいけない困難な部分を思い浮かべる。
どう考えてもやろうとは思いませんよね。想像しただけで心が萎えていくのがわかります。
動機付けが上手な人はこういったプロセスで思考していきます。
- しなければいけないことを思い浮かべる。
- 優しくなだめるような、あるいはセクシーな声が、やるべきことをやるよう誘いかけているところを想像する。
- やるべきことを終えたらどうなっているのか想像する。そのときの自分の気持ちも想像する。
想像した後の印象が大きく違うのが分かるかと思います。このセクシーな声というのが肝で、体育の時間に女子から応援されて張り切る男子中学生と同じような気持ちにさせてくれます。
先延ばし癖が付いている人は、このプロセスでやるべきプロジェクトに取り組んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
『こころのウイルス』では、先延ばし癖を治すだけでなく、自分の思い込みや漠然とした不安をなくし、思い通りの人生を手に入れる方法まで書かれています。
自分の無意識に振り回せて、やりたいことができていないと思う人はぜひ読んでみてください。