〈自己発見〉の心理学を読んで
この〈自己発見〉の心理学を読もうと思ったきっかけは、自己分析みたいなことに役立つかなと思ったからだった気がします。読んでみたら求めていたことと違ったんですけどね。
この本の内容は、考え方次第で悩みは消えるです。それさえ分かればもう読まなくていいかなと思ってしまいました。求めていた内容と違いましたし、こういう本は読み飽きていたので。一応新しいことを得られるかと思い、読み進めてみましたが、自己啓発書と内容があまり変わらない気がします。目次でお腹いっぱいです。
論理療法の原理が目次に乗っていますので、引用したいと思います。
原理Ⅰ 出来事そのものよりも受け止め方が大切
原理Ⅱ ビリーフが悩みの源泉
原理Ⅲ 事実と論理性のあるビリーフ*1
原理Ⅳ 人生を幸福にするビリーフ
原理Ⅴ 「ねばならぬ」思考からの解放
原理Ⅵ 状況変容の努力も必要
こういう本って結果を書くだけ書いて、そこまでの手段が書かれていないことが多いんですよね。例えば「ねばならぬ」思考を直したほうがいいというのは、様々な啓発本に書かれていますし分かってもいるのですが、どう直したらいいのかというのは書かれていないように感じます。そこら辺無責任ですよね。
結局こういう本を読んでも、考え方の癖を変えることは難しいですよね。不安で頭がいっぱいになった時は、こういう本にすがりたくなりますが読み終わって30分もしたら現実と向き合うことになるので不安が無くなるということは難しいかと思っております。
不安を軽くするという点では、カーネギーの道は開けるが一番参考になりましたね。個人的におすすめです。あれさえあれば他の本を買う必要はないです。落ち着きます。
- 作者: デールカーネギー,Dale Carnegie,香山晶
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 1999/10
- メディア: 単行本
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*1:ここでは思考、考え方