ダイエットの鍵は速トレよりも糖質制限『速トレ「速い筋トレ」なら最速でやせる!』
速トレ 「速い筋トレ」なら最速でやせる! (Ikeda sports library)
- 作者: 比嘉一雄
- 出版社/メーカー: 池田書店
- 発売日: 2015/05/15
- メディア: 単行本
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そろそろダイエットをしなければ、私の腹の肉が収まらなくなる。
そんな思いと運動不足解消という思いから『速トレ「速い筋トレ」なら最速でやせる!』を読んだ。
『速トレ』の主張と効果
『速トレ「速い筋トレ」なら最速でやせる!』の主張は、こんな感じ。
速い筋トレは、速筋に負荷を与えやすいため、加圧トレーニングやスロートレーニングと同じように大きな効果が出る。しかも、素早く負荷をかけられるため時間もかからない。1日5分で済む。時間がないビジネスマンにおすすめ!
体験者の結果は以下の通り。
◆ほぼ毎日接待の40代男性が…
[体重]-12.5kg [ウエスト]-9.3cm
◆ダイエットに失敗し続けた50代男性が…
[体重] −8.6kg[ウエスト] −7.5cm
◆運動経験なし、ご飯大好きの30代男性が…
[体重] −11.5kg[ウエスト] −13.5cm
とあるため、速トレの効果は大きいようにも見える。
実際、この速い筋トレを真似してスクワットをやったところ、次の日には筋肉痛になった。セット数は30×3。ただ回数をこなしたから筋肉痛になったのかもしれないが。
速く筋トレを行う効果はいまいち見えてこないが、5分で済むので筋トレに時間をかけてられないという人も隙間時間に行えるプログラムは魅力的だと思う。
痩せる本当の理由は最後の章に
さて、この本通りのプログラムをこなすと、筋肉痛になることは身を持って実感した。けれども数か月筋トレをするだけで、ここまで痩せる理由にはつながらないはずだ。
何か秘密があるに違いない。そう思って読み進めると、答えは最後の章にあった。
糖質制限・カロリー制限の章
最後に表れたのは「糖質制限・カロリー制限」の章。一日1300kCalに抑えると書いてある。
確か成人男性の必要摂取カロリーは、2000kCal(個人差あり)。働き盛りで飲み盛りのオジサマが700kcalも抑え炭水化物も抑えたら、そりゃ痩せますわ。
結局、糖質制限が大事なのねというところで本書を閉じた。
結局、筋トレよりもカロリー制限が大事
この本の売りとして、Amazonの商品紹介や出版社の紹介などには「速トレ」を挙げており、ページ数は3/4も筋トレの説明に費やしている。しかし、残り1/4は糖質制限のことであり、あくまで私の予想だが上記の3人がここまで痩せた理由も糖質制限ではないだろうか。
あまり声を大にしては言えない個人的な主張だが、速トレだけでは痩せないのだろう。
そういえば大学の一般科目で、基礎代謝を増やして痩せるのは現実的ではないと言っていた。それよりも有酸素運動でカロリー消費したほうがいいと。
あと、日常生活の運動量を増やせと。詳しく知りたい人はNEATで検索。
最後に
というわけで痩せるには、適度な運動と無理のないカロリー制限が一番だということを念頭に置き、お腹の贅肉と向き合っていきたいと思います。
『速トレ「速い筋トレ」なら最速でやせる!』はダイエット本としてはがっかりでしたが、筋トレ本としては参考になる本でした。
個人的に参考になったダイエット本は『最後のダイエット』です。
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