のほほん感想録

本の感想や学んだことを主に書いてます。ビジネス書から小説、漫画までいろいろ読んでます。最近はゲームや株主優待も取り上げてます。

生産する趣味を持つ大切さ『明日クビになっても大丈夫!』著ヨッピー

「インターネットで一番数字を持っているライター」ヨッピー氏の著書『明日クビになっても大丈夫! 』を読みました。

 本書はタイトルにもある通り、「明日会社を辞めても、インターネットを活用したら好きなことして稼ぐのも夢じゃないよね。でもいきなり辞めるよりも、仕事しながら好きなことやって稼いでから辞めてもいいんじゃない?」のようなことが書いてありました。

ただ、今回本書を注目する箇所は、上記の内容ではありません。

その内容に至るまでに書かれていた「生産する趣味を持とう」という主張です。

 

 

生産する趣味とは

生産する趣味とは、本書ではこう書かれています。

「その趣味を通じてお金が稼げるようになる可能性がある、もしくは新しい人と知り合う可能性があるもの」がつまり「生産する趣味」で、逆に「その趣味を通じてお金を稼げるようになる可能性がなく、新しい人と知り合う可能性もないもの」が「消費する趣味」となる

 要はアウトプットをするか否かですね。

 

例えば、読書をして面白かったで満足して終えるものは消費する趣味で、読書をして面白かったと感じブログやTwitterなどで発信をするものは生産する趣味になります。

 

生産する趣味を持つメリット

生産する趣味、つまりアウトプットする趣味を持つメリットの一つは、趣味に広がりを持たせることができることです。読書の感想をブログに書くことで、同じ作品が好きな人と繋がることができたり、ブログのアクセス数が増えて注目されることで人に紹介する見方ができるようになったりと。

 

私の経験としては、感想を書いた記事がツイッターで面白いと言ってもらえたり、感想を書いたブログ記事を著者に認知してもらえた時は、もっと書こうと思った記憶があります。最近は仕事が忙しいので、昔ほど書けませんが……。

もっと書こうと思うと読書の方法も変化し、本に付箋を貼りながら読んだり、読書中に思ったことをスマホに残したりとアウトプットを意識する読書を心掛けるようになりました。その結果、本の内容が頭に残りやすくなったので、良い習慣が身についたなと感じています。

 

また、ヨッピー氏は本書の中で生産する趣味を持つメリットとしてこのようなことも上げています。

更に「生産型」に変えることのメリットをひとつ。「情報は発信する場所に集まる」という事だ。(中略)
 個人投資家としてデイトレードで生活していたとしても、例えばその様子を毎日ブログで発信したら、株のいろんな情報が入ってくるようになるだろう。情報というのは発信する場所にこそ集まるわけで、受信一辺倒だと大事な情報はきっと入ってこない。

情報を発信するほうがより効率的で良質な情報を得ることができるようになるようです。この例として、本書ではPC DEPOTの記事を例に挙げていました。ヨッピー氏が社会派ライターの一面を見せた記事ですね。

 

ただ、このメリットを得られるようになるには相当良質なアウトプットを挙げられるようにならないとダメな気がします。周りから「この人に情報を提供したい」と思われるほどのアウトプットを。

 

まあ、これは狙ってアウトプットをするのではなく、アウトプットしていたら情報が集まるようになったというケースでしょう。

 

ですが私が思うにアウトプットでインプットの質が上がるのは、他人から提供されるからだけではないと思っています。

アウトプットをすることで、自分がどのような知識や興味があるか明らかになり、普段の生活でも目に付きやすくなる。興味があることにアンテナを張れるので、自然とインプットが増えるというメリットもあるかと。

 

趣味のアウトプットはいいぞ

ここまで生産する趣味のメリットを書いてきましたが、別に消費する趣味が悪いと言っているわけではありません。ただ、消費する趣味=インプットと考えると、たまにはアウトプットしたほうがよくない?っていうだけです。

アウトプットのメリットは上記のようにいろいろありますし、形に残るものを作っているという満足感を得ることもできます。お金になるとかはこの際どうでもいいです。最初から質が良いものを作るなんてことも考えなくて良いです。肝心なのは実際にアウトプットすることかなと。

 

アウトプットの方法もブログ以外に、長文が苦手ならTwitterで書いたり、文章でアウトプットしたくないならyoutubeで動画をアップするなんて方法もあります。

インターネットによって、簡単に自分の成果物をアウトプットできるようになったのですから、積極的に活用していきたいですね。

 

ということで、本書に触発されてブログ記事を書いてみました。

明日クビになっても大丈夫! (幻冬舎単行本)

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