コミュ障が驚くほど簡単に改善できたシンプルな考え方
コミュ障。
ネット上では、雑談が非常に苦痛であったり、とても苦手な人のことをそう言います。
他の言葉では、人見知りや引っ込み思案、内向的な性格と言い換えることができると思います。
これらに悩む人間は多く、私もまたその一人です。相手との会話が続いているといいのですが、話題がなくなると苦痛になります。
また、他愛のない話をすることが苦手で、これを話したところで相手は興味が無いだろうな、面白くないだろうなと思ってしまい、会話が続きません。そのせいか自分の趣味や何気ないエピソードを話すのが苦手です。
そんな私でしたが、つい先日、ある会話本を読みました。
この本を多くの人が良書だと紹介していましたが、どうせ従来の会話本と同じような実践が難しいことしか書いてないだろう。そう考えていました。
でも、実際は会話に変化が起こりました。読む前よりも会話が楽になりました。肩の荷が下りたように。
その本というのは、『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』です。
そして会話が楽になった理由は、たった一文の言葉です。
コミュニケーションの目的はコミュニケーション。
コミュニケーションの目的はコミュニケーション
私はいままで、コミュニケーションの目的を勘違いしていました。
コミュニケーションは、相手の顔色をうかがいながら相手を満足させる。
よくビジネス書に「聞き上手になれ」と書いてあるので、そのように勘違いしてしまっていたのでしょう。そして、その勘違いが正しいと思っていました。
しかしコミュニケーションの目的はコミュニケーションという言葉は、その勘違いを払拭させ、ちょっと感動までしてしまいました。
コミュニケーションは、女子高生のように内容のない会話をしてもいいんだと、そんな無駄な会話が良いんだと。
上げすぎたコミュニケーションのハードルを下げることが出来た瞬間でした。
誤解されても気にしない
コミュニケーションのハードルを下げることができたら、次に止めること。
それは、誤解されることを恐れることです。
この本にはこう書いてありました。
誤解ウェルカム。
理解はどこまで行っても誤解の一種、誰かを完璧に理解することなんてできない。
確かにどんなにコミュニケーションをしても、他人に自分を理解してもらうことはできません。最近、友人から自分が思っていなかった一面を言われました。
どんなに自分はこういう人間だと伝えても伝えられないものです。そのうえ意図していなかったものが伝わってしまうので、誤解されないようにすることは無理です。
それならば、誤解されることを恐れて思ってもいない発言をするよりは、自由に発言をするほうがいいですよね。コミュニケーションは楽しいものです。自由度が高まったほうが、いっそう楽しめますからね。
知識を深める
上記の通り、私や他の読者に対して、いろいろなコミュニケーションのアドバイスをした本書ですが、足りないところが一つありました。
それは、話題作りの質問をするという部分です。
気まずい空気を作らないために、相手に質問をして話を広げていくということが書かれているのですが、その質問を考えるためのアドバイスが足りないと感じました。
本書には、質問するためには相手の興味を持つと書かれていますが、それだけでは質問は浮かんでこないと思います。
例えば、初対面の人間に、趣味の質問をしました。そこで相手がゲームと答えても、自分がゲームを何も知らなければそれ以上広げることができません。
質問が悪かったと思えばそれでいいのでしょうが、せっかくの相手のパスをスルーしてしまうのはコミュ障にとって、もったいないです。そうですよね?
一番コミュ障が困ることは、話題作りだと思います。せっかくの相手からのパスを自分の知識不足でスルーしてしまうと、次に進めづらい。急に話題を変えるなんてことがコミュ障にできたら苦労しません。
そのため、相手からのパスを一つでも多く受け取れるように、日頃から多くのことに興味を持ち知識を広げ深めておくことが大切だと私は思います。
旅行でも行ってみてもいいですね。相手が同じところに旅行した経験があるなら、それで会話が弾みますし、相手が行ったことがない場所でも、会話が止まることはないと思います。
本書には相手に話させることを第一にしていますが、話題があるなら自分のことを話してもいいと思います。
自分のことばかり話すやつだと思われてもいいじゃないですか。
コミュニケーションの目的は、コミュニケーションを取ることで、誤解ウェルカムなんですから。