伝わる文章を書くには文章の種類ごとの型を知るべし
文章を書くときに、どのように書けばきれいにまとまった文章になるのか悩むことはありませんか?
そんなあなたのためにぴったりの本が『200字の法則 伝わる文章を書く技術』です。この本は、確実に伝えるための文章のルールや基本の型が書かれています。
内容紹介
いまは、企画書、報告書、勧誘文、レポート、ブログ記事といった様々な文章を書く機会があります。こういった文章は、事実や手順、考えを読んだ人に伝わり理解され実行できる内容が求められます。
しかし、ほとんどの人は伝えるための文章のルールを知らないまま書いているので、上手く伝える自信がなく文章を書くのが苦手という人も少なくありません。
そんな文章を書く人が苦手な人でも、確実に伝えるためのルールや文章の型を知れば上手く伝えることができるようになるというのがこの本のコンセプトです。
本から学んだこと
この本の特に参考になったところは、企画書や紹介文、ブログ記事といった実用文の型が例文とともに書かれているところです。
実用文は、序論、本論、結論で構成されていますが、各段落ごとにどのような内容を書けば伝わりやすいのか、紹介文の型を例に紹介したいと思います。
序論
まず、紹介したいものがどのようなものなのかを明確にする。そのあと、それがどのような人に役に立つのかを書いて、読み手が対象かどうかの情報を与える。
伝わる文章の特徴の一つに、誰に向けて書いているのかがハッキリしていることが挙げられているので、序論で読み手を限定することは、読み手にとっても書き手にとっても良いんでしょうね。
読み手を限定するために、タイトルに○○の人にオススメ!というフレーズが使われていることが多いですが、誰に伝えたい文章なのかをはっきりさせやすいので、使い勝手が良いですよね。タイトルに困ったときはこれ書いておけば良いんじゃないかなと思っています。
本論
本論は、3つに分けて構成したほうが説得力のある文章が書けるようです。
まず、紹介するものの全体像を書きます。
物を紹介するときは、形や色、スペックを書いて読み手に紹介したい物を想像させやすくします。写真があると、もっと良いですね。
次にオススメポイントを書きます。紹介する物の最も優れているところを書き、その根拠を書いていきます。紹介文なので、ここが一番力を入れるところです。
本論の最後に、使用した感想を書きます。枠にとらわれず、自由に素直に書いたほうが読み手に伝わるようです。ベタ褒めよりも、悪いところも書いたほうが説得力が増すのも、素直に書いていることが読み手に伝わるからでしょうか。
結論
各論で伝えてきた点を短くまとめて、再度おすすめする。
結論を長く書くのは良くないみたいですね。紹介文以外の例を見ても短くまとめているので、多くて150字で収めると締まりが良さそうです。
まとめ
この本に書かれている文の型は、文章を書く際にとても参考になりました。この本は一度読んで終わりというよりも家に置いておきたい一冊ですね。
文章に困っている方は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。文章力がすぐに上がるわけではありませんが、文章構成は早くなりますよ。