急激に地頭が良くなる7つのステップ「7日間で突然頭がよくなる本」
なんか頭が良くなりそうな本ないかなと探していたところ「7日間で突然頭がよくなる本」という、タイトル的に頭が良くなれそうな本の存在を知ったので読んでみました。
頭が悪いよりは、頭が良いほうが何かと便利だと思うんですよね。仕事や生活でも行動が変わる気がしますし。
読むきっかけを始めに書きましたが、この本を読んで得られることは思っていたものと違いました。いつものようにAmazonから引用。
「頭がよい」とは「物事の本質をつかめる」ということ。哲学は「物事の本質をつかむ」方法を提供してくれる最適の学問である。
つまり、天才的な頭の良さと言うよりは、頭の使い方が上手くなれる本のようです。期待していたものとはちょっと違いましたが、この本を読んで頭が良くなることには変わりませんので読むことにしました。
簡単な概要
この本は、7日間(7つのステップ)かけて物事の本質をつかむ方法をレクチャーしてくれます。そのステップが以下のとおり。
1日目:社会のことを知る
2日目:哲学の知識を身につける
3日目:哲学の論理パターンを使いこなす
4日目:物の見方を変える
5日目:言葉の意味を膨らませる
6日目:言葉を論理的に整理する
7日目:一言でキャッチーに表現する
この7つのステップについて、ざっくりと触れていきたいと思います。
一日目 社会のことを知ろう
物事の本質を捉えるには、社会のこと、つまり教養や知識がなければいけません。
例えば、「少子高齢化」をテーマに話し合いを行う機会があったとしても、時事を知らなければ現在の状況について話すことができませんし、歴史を知らなければどうして少子高齢化になったのか原因を掘り下げることもできません。このように、物事を考えるには最低限の教養が必要なのです。
その最低限の教養とは、自然学(科学)、歴史、文学、時事の4つです。これらの教養を得るために、本を読んだり新聞を読んだりして知識を深めていきましょう。
二、三日目 哲学を利用しよう
哲学というのは、人間が今まで行ってきた思索の積み重ねです。つまり思考を行うツールとして普遍的なものであり、地頭が良くなるためのボキャブラリーとなるのです。これを利用しない訳にはいかないでしょう。
ここで思考パターンとして必須の10個が挙げられているのですが、10個も覚えられませんし、10個も身に付けるには時間がかかってしまいます。勝手に5個に絞りました。
・カテゴリー化
対象になっているものを分類しよう。
・運動として捉える
物事は、静止しているものではなく運動している途中のものと捉えることができます。例えば、廃墟は空き家の成れの果てですが、急に廃墟と化すわけではなく、劣化の運動にさらされてきたからです。
・弁証法
マイナスをプラスに変えるプロセスを考えます。例えば、本はかさばります(マイナス)がデータ化してスマホで持ち運ぶ(プラス)することで解決します。
・構造主義
物事を単体で考えるのではなく、もっと大きな構造の中で考えます。
・因果関係
物事には原因と結果があります。
四、五日目 ものの見方を変えよう
物事を一つの視点から見るのではなく、様々な視点から見たり、常識を疑うようにしましょう。自分が日頃思っていることや考えていることの反対を考えてみるのもいいでしょう。
例えば、ジェイアイエヌが発売したJINS PCは大ヒット商品となりましたが、ヒットした理由は、PCを使っていると目が疲れるという視点だけで終えることなく、どうして目が疲れるのかまで追求し、ブルーライトを遮断するから疲れないというところまで膨らませたことによって、消費者に受け入れられたからです。また、目が良い人がメガネを掛けるという常識も覆す商品となっています。
このように、これらの思考はビジネスに役立てることもできます。
六、七日目 まとめよう
物事を頭のなかで整理して、一言で表しましょう。無駄を省いて、物事を表現することで相手にわかりやすく物事を伝えることができます。
そして、この無駄を省いた一言が、物事の本質なのです。
最後が短くなってしまいましたが、無駄を省いた結果がこれなので許して欲しいです。
まとめ
- 科学、歴史、文学、時事という4つの教養を得よう。
- 哲学で使われている思考パターンを身につけよう。
- 物事の見方を変えよう。
- 物事を整理して、まとめよう。