のほほん感想録

本の感想や学んだことを主に書いてます。ビジネス書から小説、漫画までいろいろ読んでます。最近はゲームや株主優待も取り上げてます。

『スナッチ』 ダイヤをめぐるマフィアの大騒動を群集劇で描いた新感覚傑作

ジェイソン・ステイサムとブラッド・ピットが出演していて、群集劇でとても面白いということで、『スナッチ』を見ました。

 

スナッチ [Blu-ray]

スナッチ [Blu-ray]

 

 

内容紹介

ベルギーで86カラットのダイヤと小粒の宝石を手に入れた強盗は、NYのボスにダイヤを渡す前に、小粒の宝石をロンドンで売りさばくことにする。しかし、仲間のロシア人に裏切られ、彼の宝石はロンドンのギャングに狙われ…。
Amazonから引用。

いわゆるクライムアクションです。行っていることはえげつなかったりするのですが、コメディータッチのおかげでグロさを感じません。

 

詳しい内容を知りたい方は、こちらをご覧ください。私がこの映画を見ようと思ったきっかけがこの動画なので。

 

 

感想

スナッチはいわゆる群衆劇で、様々な視点から物語が展開していきます。

こういう物語は、序盤にばら撒かれた布石がある地点で回収されるときの面白さがあって、この映画も例外ではありません。

個人的に好きなシーンは、ジェイソン・ステイサムが車の窓から投げ捨てた牛乳が、他の登場人物が運転している車のフロントガラスにぶちまけられて前が見えなくなり、事故になるシーンが好きです。

何気ない行動が物語の展開に大きく関わっているのが堪りません。

こういうのが好きな人は、ぜひ見て欲しいなと思います。テンポも良くて、飽きることなく見ることができました。

 

主人公なのに……

スナッチの表紙を見る限り、主人公は誰だと思いますか?

スナッチ (1枚組) [DVD]

 

そうです、ジェイソン・ステイサムです。主人公なのに端なんです。

ただジェイソン・ステイサムが端なのは理由があって、このスナッチが2作目の映画出演であったため知名度が高くありませんでした。そこで、プロモーション的に有名なブラッド・ピットを真ん中に置いて、ジェイソン・ステイサムを端にしたそうです。

表紙はまだしも、物語で物語の中心人物かどうかというと、主人公だけど端の方です。冒頭で盗み出した86カラットのダイヤとは関わりがほとんどないからです。ダイヤの事件にちょっと巻き込まれてるくらいです。


そんな物語の核とは離れているキャラクターが主人公なのに面白いのは、群衆劇の特徴ですね。