映画化された『All You Need Is Kill』漫画版の感想など
『All You Need Is Kill』の漫画版を読みました。
ハリウッドで映像化されたことで話題になっていたので、小説も映画も見たことありませんでしたが、いきなり漫画版を読んでみました。
All You Need Is Kill 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 桜坂洋,竹内良輔,安倍吉俊,小畑健
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/06/19
- メディア: Kindle版
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感想
時間のループを扱ったSFアクション漫画です。2巻で話が終わるので、テンポよく読むことができました。小説も映画も見たことがありませんでしたが、ストーリーでわからないと思うところがなかったので、初めてでも楽しめると思います。
作画が『デスノート』や『BAKUMAN』でおなじみの小畑健でしたので、絵が丁寧ですね。ただ、絵が上手いゆえに主人公が死ぬシーンの痛みが伝わってくるので、苦手な人はちょっとだけ注意が必要です。
さて、ストーリーの感想に移ります。話を簡単に書くと、戦場で自分が生き残るまでループが終わらないので、今まで蓄積してきた知識と経験をもとに生き残りましょうというものです。
こういうのを見るといつも思うのですが、答えの見えない閉鎖的な状況に人間は耐えることができるのでしょうか。自分では最善の選択をしたと思っていても、実際は悪い方向に進んでいたなんてこともよくあるわけですよね。
そのような状況に私が立たされたら、精神的におかしくなってしまうと思うのですが私のメンタルが弱すぎるだけですかね。しかも、自殺しても生き返るし、何回も痛みを伴いながら死ぬんですよ。常人なら10回経験したら精神おかしくなると思うんですよね。
皆さんは、何百回と殺されるループする生活に耐えられると思いますか?
ループものを扱う作品の感想
ループものといえば、バタフライエフェクトもループものでしたね。あれは、選択を間違えると刑務所行きになったり、腕がなくなってしまったりと最悪の状況になっていました。どうあがいても悪い方向に進むのは、運命の調整力を感じます。
そう考えると未来を知ったとしても、未来を変えるのは難しそうですね。
もしドラえもんが来て、結婚相手がジャイ子になるから頑張って回避しようとしても、ジャイ子とのフラグが立って結婚することになる未来が見えます。もしくは、ジャイ子との結婚を完全に回避したとしても、事故とかでしずかちゃんが亡くなるんじゃないでしょうか。未来を変えようとすると悪化する典型的な例になりそうです。
未来を変える際の注意点
というわけで、私からのアドバイスは過去や未来を変えようとするのはやめましょう。もし、予知夢を見たとしても変えない方がいいですよ。小さい改変ならいいかもしれませんが、変化の幅が大きければ大きいほど、代償も大きくなりますから。
まあ、未来を変えられる状況に立てることなんてないかと思いますけどね。
今日は変な流れになりましたが、こんな感じで終わります。